精神科・心療内科
精神科・心療内科
初診時は診察にお時間がかかりますので、10時30分までにお越しください。
現在当院では新患は予約制です。電話相談願います。
患者様ごとに抱える精神的疾患や状態に応じて最適と考えられる治療があります。当院治療でコントロール困難であると判断することがあり、その際は他クリニックや病院紹介を行う場合があります。
かかりつけクリニック受診ができないための処方希望は原則お断りしております。
当院では院内処方を採用しています。
精神科薬の多くが依存性のある薬であり、院長方針にて薬物依存を少なくするため当院では短期の処方(2週間)とさせていただいております。長期処方希望の方は都度診察時にご相談ください。
仕事上の人間関係がうまくいかない、仕事が多すぎる、家庭内の問題などのストレスがきっかけとなり、気分が落ち込む、眠れない、食欲がない、集中力がないといった状態が続く場合は、うつ病の可能性があります(きっかけやストレスがなくてもうつ病を発症することがあります)。様々な要素が関係してうつ病を発症しますが、ある遺伝傾向、性格傾向を有する方は、よりストレスに対する影響が大きく現れ、うつ病を発症しやすい傾向にあります。 うつ病にかかる人の割合は6.5%であり、これは約15人に1人の割合です。決して珍しいものではありません。また、日本の場合、若年者に加えて中高年でもうつ病の頻度が高いのが特徴です。 当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、うつ病がどのようなものかを丁寧に説明し、一人ひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行っていきます。うつ病は50%の方が再発するといわれており、再発予防も大切です。
過呼吸、動悸、発汗、吐き気、頭痛などが同時に起こる「パニック発作」を繰り返す場合は、パニック障害の可能性があります。パニック発作を繰り返すことにより、発作がまた起こるのではないかと不安になる「予期不安」が出現することがあります。また、発作が起こったら逃げ場がないと考え、電車やバスなどに乗れなくなってしまう「広場恐怖」を生じることがあります。 日本においてパニック障害にかかる人の割合は3.4%であり、これは約30人に1人の割合です。決して珍しいものではありません。また、日本の場合、平均発症年齢は23歳前後で女性に多い傾向があります。 当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、パニック障害がどのようなものかを丁寧に説明し、一人ひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行っていきます。
健康上の問題、経済的な問題、対人関係の悩みなどのストレス因子をきっかけとして、様々な心身の症状が現れ、社会生活に支障をきたしている場合は、適応障害の可能性があります。ストレス因子に対する反応であり、症状はストレスが生じてから3ヶ月以内に出現し、情緒面や行動面で多彩な症状がみられます。 うつ病と似たような気分の落ち込みが認められますが、因果関係のはっきりしているストレスがあり、その原因が解決すると症状は次第に改善する点が異なります。ストレス因子が持続する場合には症状が長引くこともあります。本人の適応能力の問題だけとは限りません。どうしても合わない仕事、どうしても合わない人間関係などに悩み、努力はしてみたがどうしようもなかった場合に気分が落ち込んだり、夜眠れなかったりなどは、誰でも一度は経験しているものです。適応障害は誰にでもなる可能性があります。日常生活に支障がでるような症状がある場合は、ご相談ください。 ひとりで悩んでいると辛いものです。当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、適応障害がどのようなものかを丁寧に説明し、一人ひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行っていきます。例えば、会社員の方に関しては、休職を勧めたり、上司や会社の相談窓口(人事部など)、産業医などに相談することを勧めたりします。
正体のわからない誰かにひどいことを言われている、部屋が盗聴されている、電磁波に襲われているなどの症状が続く場合は統合失調症の可能性があります。遺伝的要因とストレスなどの環境的要因が発症に関係しています。 10代~40代で発症し、約120人に1人がかかる疾患です。決して珍しい病気ではありません。幻覚や妄想によって発症することが多く、薬物療法が主な治療となります。早期の発見と、早期の治療が大切です。 当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、統合失調症がどのようなものかを丁寧に説明し、一人ひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行っていきます。統合失調症は再発の可能性が高いため、再発予防も大切です。 初診時診察にて入院が必要な状態もあります。その際は近隣病院へ紹介いたします。
徐々に悪化する物忘れが続く場合は、認知症の可能性があります。物忘れの症状に加えて、暴言、暴力、徘徊、眠れない、食欲がない、やる気がわかないなどの症状が出現することもあります。 65歳以上で認知症の方は、およそ6人に1人であり、超高齢社会を迎えた日本で認知症の方はさらに増加傾向です。認知症は①物忘れや物盗られ妄想などを主な症状とするアルツハイマー型認知症、②小人が見えるなどの幻視を主な症状とするレビー小体型認知症、③脳梗塞などをきっかけに発症する脳血管性認知症などに分類されます。早期発見と早期治療が大切です。 当院では、まずしっかりと症状やきっかけとなった出来事などを伺います。その上で、認知症がどのようなものかを丁寧に説明し、一人ひとりの状況に合せて回復への治療を一緒に行っていきます。