ED治療はまずはED薬が第一選択となりますが、内服不能、無効や効果不十分な場合は他の選択肢もあります。
下記に内容、対象となる方、利点、欠点、一般的な費用について記載しております。
こんなお悩みありませんか?
Worries
- ED症状があるが、心疾患や脳疾患で硝酸薬を飲んでいてED薬(PDE5阻害薬)が飲めないと言われ、治療をあきらめている。
- ED薬をのんでいて、効果が不十分であると思う事もあるが、薬だけ病院でもらっている。
- ED薬を携帯することを忘れて、機会損失があることがある。
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RENOVA
(体外衝撃波治療)とは
About RENOVA
低出力の衝撃波で血管形成を促進させ、陰茎血流を改善させ勃起障(ED)を改善する治療です。

メカニズム

特殊な衝撃波を与えることで、陰茎幹及び海綿体の全範囲で血管が揺すられ、新しい血管を形成する細胞増殖因子が放出され、新血管の生成が行われます。
- 血管新生を促進する。
- 血管内皮機能・血流動態改善が期待される。
手技シェーマ

ペニス、陰茎脚(陰茎海綿体が恥骨下枝に付着する部分)にジェルを塗布し、それぞれ左右、計4ヶ所にアプリケーターを軽く当て、衝撃波を照射します。
治療の所要時間は、1ヶ所あたり5分で、計20分程度です。
※当院採用の体外衝撃波療法について
未承認医療機器等
現在日本国内で医療器具として承認された衝撃波治療機器はございません。
EDに対する衝撃波装置は医師の責任のもと未承認機器として使用しております。
EU圏内でEDに対する衝撃波治療は承認されております。(※本邦EDガイドライン記載あり)
入手経路等
当院が採用しているRENOVA(体外衝撃波機器名)は、イスラエル、ダイレックス社製で世界初のED専用に開発された衝撃波治療装置を個人輸入しております。個人輸入された医薬品等の使用によるリスクに関する情報については下記URIをご確認ください。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iyakuhin/kojinyunyu/index.html
※体外衝撃波療法:禁忌事項
- 前立腺の全摘出手術あるいは広範囲に及ぶ骨盤手術歴のある方
- 骨盤内悪性腫瘍治療中の方骨盤内静脈Leak(Venous Leak)のある方
- 骨盤部の放射線治療後12ヶ月以内の方
- 骨盤内悪性腫瘍治療後12ヶ月以内の方
- 勃起機能に影響を及ぼす神経系疾患のある方(効果が薄いため)
- 陰茎の解剖学的奇形でED治療の加療が困難と判断される方抗凝固薬使用中(INR≧3)の方(相対禁忌)
※副作用
EDに対する衝撃波治療の国内における副作用報告は現在のところ報告がございません。(2023年4月)
米国食品医薬品局 (FDA)にて報告されているものを以下に示します。(件数詳細は不詳です。)
- 照射部位の炎症
- 血尿
- 陰茎皮膚感染症
- 勃起時疼痛
- 上記による性交中の痛みまたは困難
治療メニュー
Treatment Menu
RENOVA(体外衝撃波治療法) | |
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治療期間 | 1ヶ月(2ヶ月以内に終了推奨) |
治療回数 | 4回(1週間に1回推奨) |
治療時間 | 1回20分程度 |
費用(税込) | 【1回】60,000円 【4回】200,000円※半年有効 ※初診料が3,000円かかります。 |
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そのほかのED治療
Other ED treatments
PDE5阻害薬
内容 | 勃起のメカニズムに直接働きかけることで勃起を起こしやすくする内服薬。 陰茎海綿体へ血液が留まりやすくなり勃起を促す。 |
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対象 | 原因問わず、禁忌がなければ第一選択となる。 |
利点 | 禁忌がなければ速やかな勃起を得られる。 |
欠点 |
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費用 | 保険適応一部あり(不妊治療のみ) 適応外使用(一般的に1個1,000円~) |
腹圧式勃起補助具
内容 | 陰茎に陰圧をかけて陰茎内に血液を吸引した後、陰茎基部にゴムバンドを巻き血液滞留させ疑似勃起状態を起こす。 |
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対象 | PDE5阻害薬無効あるいは禁忌の場合、管理医療機器認定 |
利点 | 使用にて性交可能な勃起状態は90%達成できる。 継続で勃起機能改善することもある。 |
欠点 | 疼痛、点状出血、射精障害、冷たい勃起などが起きる。 |
費用 | 保険適応なし(一般的に90,000円/年~) |
陰茎海綿体内自己注射療法
内容 | 陰茎海綿体に血管拡張薬を注射する。 |
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対象 | PDE5阻害薬、陰圧式勃起補助具が無効または使用できない患者 |
利点 | 神経性ED(脊髄損傷・前立腺摘除後)にも有効。 使用可能な方は確実な勃起を得られる。 |
欠点 |
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費用 | 保険適応なし(一般的に5,000円/回) |
低強度対外衝撃波療法
内容 | 衝撃波により陰茎の血管新生を促し血管内皮機能および血流動態が改善され勃起を促す。 |
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対象 | PDE5阻害薬無効・禁忌の場合(血管性ED中等症の方) |
利点 |
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欠点 |
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費用 | 保険適応なし(一般的に1回85,000円~4回で効果判定される) |
陰茎プロテーシス移植手術
内容 | 手術で人工装具を陰茎海綿体内に挿入し、性交可能な勃起の状態をつくる。 |
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対象 | EDの最終治療。他ED治療が無効か適応外の場合。 |
利点 |
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欠点 |
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費用 | 保険適応なし。 手術費用およびデバイスも個人輸入(一般的には150万~) |
※ED治療の費用における注意
一般的にED治療のみの方は保険適応はございません。
ED治療薬のみ令和4年4月より不妊治療として処方される場合に限り、保険適応となる医薬品があります。
保険適応となる可能性があるもの
ED治療薬内服療法
対象者
日本泌尿器科学会が作成した勃起不全に関する診療ガイドラインの診断に従い、EDと判断された患者
処方可能医療機関
一般不妊治療管理料に係る施設の届出をしている保険医療機関に限る。
治療の流れ
Treatment Flow
1
ご予約

体外衝撃波療法の治療は予約制となっています。
治療を希望される方は、あらかじめクリニックに予約をしてください。
電話予約・オンライン予約が可能です。
2
カウンセリング

問診票に記載されている質問事項に回答します。勃起に関する質問だけでなく、心と体の状態について質問があります。「勃起時の硬さ」など具体的な質問は、硬さをこんにゃくやトマトなどフルーツに例える場合もあります。問診票を記する所要時間は、約20分程度です(事前問診もご利用ください)。
3
身体診察・治療方針決定

医師が症状やお悩みを伺い、治療について説明します。通常は初診の受診日から治療を開始しますが、医師の診察にとどめて治療を受けないことも可能です。治療方針の決定・注意事項をご確認後、同意書にご記入いただきます。
4
血液検査

初回に採血検査を行います。治療前に採血を行い健康状態を確認します。治療が可能な状態であることを確認してから施術に入ります。
場合により男性ホルモン測定・血管年齢測定を追加することもございます。
5
施術

体外衝撃波療法治療を行います。ペニス、陰茎脚(陰茎海綿体が恥骨下枝に付着する部分)にジェルを塗布し、それぞれ左右、計4ヶ所にアプリケーターを軽く当て、衝撃波を照射します。
治療の所要時間は、1ヶ所あたり5分で、計20分程度です。
6
会計・次回予約

ダウンタイムはなく、すぐ帰宅いただけます。診察料や検査料、治療料を会計にて精算します。
当院体外衝撃波によるED治療は4回で1クールになり、1週間に1回のスパンで治療を受ける必要があります(1ヶ月以内の治療終了をお勧めします)。そのため、次回以降の治療スケジュールを相談の上、決定します。
よくある質問
Q&A- 施術の副作用やリスクについて教えてください。
治療内容から、出血傾向のある方において局所が腫脹する可能性や内出血する可能性があります。
照射部位の炎症や内出血が起きる可能性があります。
結果として炎症に伴う疼痛や炎症皮膚に感染が拡大する可能性があります。2023年4月現在までに同治療における臨床研究で治療中及び治療後に上記内容含め、報告された重大副作用はありません。
- 施術前後に痛みはありますか?
非侵襲的で麻酔を使用することもございません。
施術中に多少叩かれているような刺激を感じる方もいらっしゃいます。
治療中にチクチクする感覚を持たれる方もいますが、治療が終わると消失します。一般的に治療後すぐに日常生活に戻ることができます。
- 施術後はどのくらいの期間で実感できますか?
本治療の対象である血管性EDに対して1回の治療後に効果を感じる方もいます。
実臨床研究では目標である血管新生を起こすために、週に1回の治療を4回施術を推奨しております。
(1週間に1度受けて、間を開けずに4週間継続する事が推奨されます。長くとも4回を二カ月以内に修了する事を推奨します。)臨床研究では中等度までの血管性EDの方へ、質問紙上での改善と答えた方が80%程度であり、4回の施術後、一か月以内で効果実感をされる方が多いと報告されております。
- 治療を繰り返し行う必要がありますか?
通常、1クール(4回の施術)で追加的治療は必要ありません。
EUでは5年程度の一部効果継続が報告されていますが、生活習慣で再度新生血管が途絶することがあり、その際は繰り返し治療を受けることも可能とされています。半年に1回程度の再診をお勧めします。
- 他の治療が必要ですか?
施術後に症状消失し、ED治療が不要になる方も多いですが、EAUガイドラインでは効果継続・効果実感の増強を検討しPDE5阻害薬(タダラフィル)との併用治療を勧められております。治療効果の相乗効果が高いことが言われております。
患者様のご希望や状態にあわせ、ED治療薬、サプリメントなどの治療をご提案いたします。
- 初回受診時から体外衝撃波療法は受けることが可能ですか?
問診にて一般的禁忌事項がなければ可能です。
- 保険診療は使えますか?
現在、体外衝撃波療法は保険診療に適応はなく、保険外診療(自由診療)のみです。
体外衝撃波療法の初回血液検査・血管年齢測定検査など自由診療で行う、検査、治療内容はすべて保険適応外となります。
- 支払い方法について教えてください。
当院では現金、各種クレジット・交通系IC・スマホ決済(QRコード決済)をご用意しております。
ご紹介について

RENOVA(体外衝撃波療法)は受診いただけた方からご紹介をいただく事が多い治療方法です。
あなたも治療を受けていただき、ご満足をいただけましたら、ぜひご友人へご共有いただければ幸甚に存じます。
自分の身の回り、皆が明るくなると、楽しい友人関係の再構築もできるかもしれません。