高濃度ビタミンC点滴療法
高濃度ビタミンC点滴療法
高濃度ビタミンC点滴療法は高濃度ビタミンC(25g/回 以上量)を点滴する治療です。
これらの働きにより健康増進の治療として普及しています。
国産のビタミンC注射薬は防腐剤が添加されているため、高濃度の点滴治療には適していません。 当院では、防腐剤の使用していないマイラン社製ビタミンC製剤を海外から冷凍保管で空輸しております。 日本国内にマイラン社製ビタミンC製剤と同一性能の承認薬はなく、医師の責任のもと未承認薬として、個人輸入で提供しております。
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カウンセリング
医師が症状やお悩みを伺い、治療について説明します。
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クロージング
注意事項をご確認後、同意書にご記入いただきます。 (見積書のお渡し、お会計など)
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血液検査
初回にG6PD欠損症の検査をさせていただきます(G6PD検査には、別途5,000円の費用がかかります)。 G6PD欠損症とは赤血球にあるG6PD(酵素)が遺伝的に欠損している病気です。 欠損のある方は高濃度ビタミンC点滴を受けた際に、溶血発作を起こすことがあります。日本人には稀ですが、この酵素の検査を事前に行い、安全に点滴を受けられるか確認します。
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施術
処置室でリラックスしながら点滴を受けていただきます。 点滴の所要時間は、60分程度です。 ※点滴後は血糖値が低くなりやすいので、空腹状態で施術を受けるのは避けてください。
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会計・予約・終了
点滴終了・会計・次回予約後、お帰りいただけます。
以下に該当する方は、高濃度ビタミンC点滴をお受けいただけません。
その他、体調面でご不安なことや、服用している薬がございましたらご相談ください。 内容によっては点滴を受けられない場合があります。
重要な副作用はないと報告されています。比較的起こりうる副作用として以下のようなものがあります。
などありますが、一過性の反応であり、適宜対応させていただきます。
アンチエイジング・美容目的では週に1回から月に1回など、患者様により異なります。 がん治療目的ではビタミンCは少量の投与量から開始し、段階的に治療レベルまで増量します。抗がん作用を発揮する高濃度ビタミンCの投与量は、およそ50~100gとされています。その効力を発揮するビタミンC血中濃度にするためには、通常週2回の点滴が必要です。治療の期間は、症例によって変わります。
高濃度ビタミンCの量次第で点滴時間は変わります。 アンチエイジング・美容目的では、約60分です。 がん治療目的は、約60分から120分程度です。
アンチエイジング・美容目的では個人差があります。すぐに感じる人もいますが、継続的治療が効果的です。 がん治療目的の場合、個人差はありますが、抗がん剤や放射線治療の副作用で体調が悪い方は、2・3回点滴を受けるだけでもかなり状態が変わります。
ビタミンCは、ヒトの体内で作れません。また、ビタミンCをサプリなどで経口摂取するのと、点滴により血管内に取り込むのでは、血中濃度で10~100倍以上と大きな差があります。ビタミンC血中濃度を飛躍的に上昇させると短時間で全身に行き渡り、高い抗酸化作用が得られ、アンチエイジング、美白などの美容効果、疾患予防、身体機能の改善に効果があります。点滴の回数を重ね、血中濃度を保っていくことが美容と健康の維持に繋がります。また、がん細胞を殺傷するには、ビタミンCの血中濃度を一般の通常値の250~600倍にする必要があります。サプリメントなどでの経口摂取では、その濃度に達しません。しかし、毎日ビタミンCを摂取することは大事なことです。
現在、高濃度ビタミンC点滴療法は保険診療の対象外となるため、治療費は全て自己負担となります。
G6PD欠損症以外に、大きな副作用はありません。