ED(勃起障害)について
ED(勃起障害)について
EDとは満足な性行為を行うのに十分な勃起が得られないか、または維持できない状態が持続するあるいは再発することです。
EDには分類があり原因は大きく分けて3種類あると考えられています。治療方針により細かく分類することもあります。
明確な原因があり勃起不全に陥るのが「器質性ED」です。血管や神経による影響が主です。本ページでは薬剤性もこちらで紹介いたします。
中高年になってくると、血管などの老化は避けられません。 そのため特定の病気ではない方でも、スムーズに海綿体に血液が送られずEDになるケースがあります。 動脈硬化と密接に関わるため「生活習慣病」の男性は要注意です。
当院で治療方針としてPDE5阻害薬、体外線形衝撃波療法があります。 血管拡張、血管新生による効果は大いに期待できます。 また効果判定によりED原因を予測判断することができます。
性的な興奮を脳から各器官に伝える働きは神経が担っています。 パーキンソン病や前立腺がん、または事故などで直接的に神経がダメージを受けると勃起に支障をきたす場合があります。
当院では治療な困難です。生殖医療専門外来の相談を有することが多いです。
男性の性腺機能低下による性欲減退を中心とした勃起不全です。 先天性・遺伝性の性腺機能低下症や後天性の性腺機能低下症があります。 また中高年男性の続発性性腺機能低下症(加齢男性性腺機能低下症候群、LOH症候群)も分類されます。
当院ではホルモン検査を施行しLOH症候群の治療としてホルモン補充療法を行っております。その他の性腺機能低下症は専門外来の受診を勧めております。
服用している薬の副作用によって引き起こされるEDです。 降圧剤(高血圧)・抗うつ剤・睡眠剤・抗精神病剤・抗男性ホルモン剤などいくつもの薬剤が勃起不全の原因になり得ます。
服用中の薬の影響が考えられた場合変更が可能か主治医相談をします。 また、ED治療薬を試し、その効果を見極めます。
精神的なストレスが原因で勃起不全に陥るのが「心因性ED」です。 精神的ストレスの原因は人それぞれ違い、30歳代前後の若い男性でも「心因性ED」になる可能性があります。
うつ病やストレス性関連障害があるか問診を行います。当院で精神的治療を開始することもございますが、専門外来に紹介することもございます。
1、2の病因が混合しているものを指します。
問診・検査により原因を一つずつ判別し各々に対応します。