〒802-0066 福岡県北九州市小倉北区萩崎町1-41

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男性更年期障害

男性更年期障害|萩崎クリニック|小倉北区萩崎町の自由診療・総合診療

このようなお悩みはないですか?

1.精神的な悩み
  • 気分が落ち込みやすい
  • 不安である
  • いらだちが多くなった
2.身体的悩み
  • 骨・関節症状がある
  • 多汗、ほてる
  • 睡眠障害がある
  • 物忘れが多くなった
  • 疲労感が強い
3.性機能の悩み
  • 性欲低下した
  • 勃起障害がある
  • 射精感が減退した
男性更年期の可能性は?
1 性欲の低下がある
2 元気がなくなってきた
3 体力あるいは持続力の低下がある
4 身長が低くなってきた
5 日々の楽しみが少なくなってきた
6 物悲しい、または怒りっぽい
7 勃起力が弱くなった
8 運動する能力が低下した
9 夕食後、うたた寝をすることがある
10 作業の能力が低下した
チェック結果
A 1、7にチェックした
B 3つ以上にチェックした
上記の場合は男性更年期かも・・

LOH症候群の病態

落ち込む男性

本質はテストステロン(男性ホルモン)低下による多臓器の機能障害です。 テストステロンは精巣で合成され、20代をピークに加齢とともに総テストステロン濃度は緩やかに低下します。テストステロンには種類があります。特に活動性に影響のあるBAT(活性型テストステロン)は40歳以下で急峻に低下します。この低下が個別・生活環境によって異なり低下速度やその症状影響は個人差があります。テストステロンの減少による標的臓器の機能障害を加齢性腺機能低下症、またはLOH症候群と呼んでいます。

LOH症候群の症状・及び兆候

中高年男性で「なんとなく不調」などが続けば、男性更年期症状かもしれません。 アンドロゲンの標的臓器作用に応じて以下のような症状が出現します。

  • 性欲と勃起能の質と頻度、とりわけ夜間睡眠時勃起の減退
  • 知的活動、認知力、見当識の低下および疲労感、抑うつ、短期などに伴う気分変調
  • 睡眠障害
  • 筋容量と筋力低下による除脂肪体重の減少
  • 内臓脂肪の増加
  • 体毛と皮膚の変化
  • 骨減少症と骨粗鬆症に伴う骨塩量の低下と骨折リスク増加

診察・診断について

以下の検査等で総合的に判断します。

  • 問診:LOH・精神状況の質問紙記載
  • 身体診察:外陰部・前立腺など
  • 採血検査:PSAマーカー検査、各種男性ホルモン、一般採血検査
  • 基礎疾患のある方:一般採血・胸部レントゲン・心電図検査・骨塩測定・血管脈波測定

治療について

<体内テストステロンを改善させる方法>

  • ① 生活習慣改善
  • ② 基礎疾患治療

テストステロン減少は、ストレスや睡眠不足などの影響を受けるため、生活習慣の改善が症状回復に繋がります。

  • ③ 動脈硬化治療・ED治療そのもの・漢方・サプリなど 全身性のキレーション療法やEDに対するPDE5阻害薬使用は全身性に動脈硬化改善効果があります。治療自体がテストステロンレベル上昇の可能性があります。各種漢方薬やサプリ内服も症状効果含めテストステロン上昇に寄与する方もいます。
  • ④ プラセンタ注射
  • ⑤ 幹細胞上清療法

上記は成長因子の影響で細胞活性上昇により不足ホルモン増強効果があります。

<テストステロンを補充する方法>

ART(アンドロゲン補充療法)

  • ① テストステロン注射:2~4週に一回筋肉注射(エナルモンデポー)
  • ② 男性ホルモン軟膏:毎日、陰嚢周囲への塗布 1回3g以上

上記により直接的にテストステロンを補充します。

  • ③ hCG(胎盤性性腺刺激ホルモン):1~2数に筋肉内注射(※間接的テストステロン上昇)

ARTについて

有用性
  • 性機能維持・向上
  • 認知機能向上
  • 抑うつ改善
  • 筋力増強・筋肉量増加
  • 骨形成促進
  • 赤血球産生刺激
  • 体脂肪低下、LDL低下
適応
  • 40歳以上
  • 遊離型テストステロン(11.8pg/ml(8.5~11.8は要相談))
禁忌
  • ワーファリン使用者
  • 前立腺がん(絶対禁忌)
  • 前立腺肥大症(相対禁忌)
  • PSA値 > 4.0㎎/ml(検査中に判明した場合は泌尿器科専門医紹介)
副作用
  • 多血症
  • 肝毒性
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • ざ瘡・体毛増加・潮紅

診察の流れ

1

初回

診断のための診察と血液検査を行います。 ホルモンやミネラルを測定します。

2

2回目

1週間後に、検査結果を説明します。 テストステロンの数値により上記治療を行います。

3

3回目以降

ホルモン補充注射等治療を継続します。 その他合併症の治療や定期的な血液検査によるホルモンチェックを行います。

当院の特徴

当院は日本メンズヘルス学会に入会しており、テストステロン治療認定医に認定された医師が対応しております。

男性更年期障害外来 Q&A

男性更年期と思われるのですが、どのようにすればよいでしょうか?

当院では、男性更年期外来での治療の方向づけをするために、初診の際に必ず「男性更年期検査」を受けていただいております。 詳細な血液検査により、実際に男性更年期障害(男性ホルモンの低下によるLOH症候群)の可能性があるかどうか、患者様の体質にどの治療法が適しているかお調べします。

「男性更年期検査」の所要時間はどれくらいかかりますか?

おおよそ30分程度です。事前に問診票を作成いただけると短くなることがあります。

検査の前に注意することはありますか?

男性ホルモンの値は日内変動し、午前中にピークを迎えます。 正確な検査データを得るために、体内の周期を乱さないよう、普段通りお過ごしください。 夜更かしはせず、前日の夜には睡眠をとるようにしてください。 血糖値の測定もありますので、直前のお食事はお控えください。

予約は必要でしょうか?

検査予約が必要です。 テストステロン測定は午前中のみ行っております(テストステロン測定は午前値が必要です)。 2回目以降の結果や治療について午後に受診も可能です。

結果はいつ頃わかるのでしょうか?

検査結果は、2週間後以降で次回の男性更年期外来の診察予約日時をお取りいたします。 ご都合が悪い場合には、お電話でご予約の変更が可能です。 次回の診察にて血液検査の結果をご説明し、男性更年期障害の治療が必要な場合、治療を開始していきます。

男性更年期障害と診断されると、治療は長くかかるのでしょうか?

男性更年期障害症状の治療期間には、個人差がありますので、はっきりと示すことはできません。それぞれの患者様の体調・状況に合わせて、治療を進めていきます。

ホルモン補充療法について教えてください。

当院で使用している注射製剤は日本国内で製造されているテストステロンエナント酸エステル注射液を使用しております。男性不妊・不妊症・腎性貧血などに承認されております。 男性ホルモン軟膏は日本メンズヘルス学会推奨の5%テストステロン皮膚外用薬を使用しております。

ホルモン補充療法と前立腺疾患の関係について教えてください。

前立腺肥大症と前立腺がんはともにアンドロゲンにより増殖を受けますが、アンドロゲン補充療法(ART)によりこれらの発生リスクが増すかどうかについての結論は出ていません。 ARTにより前立腺がんの発生リスクが増すかどうかについての結論は出ていませんが、その早期発見のために適切なPSA監視が重要です。

男性更年期の漢方治療について教えてください。

男性更年期の漢方医学的概念は生殖機能の低下、血流のうっ滞、水分の停滞、精神活動の低下、体力の低下と考えられています。それぞれに応じて漢方薬で補充することで症状改善を認めることがあります。

勃起障害

  • 八味地黄丸
  • 牛車腎気丸

体力低下

  • 補中益気湯
  • 十全大補湯
  • 人参養栄湯

精神・神経症状

  • イライラ型:柴胡加竜骨牡蛎湯
  • 不安型:桂枝加竜骨牡蛎湯
  • 抑うつ型:半夏厚朴湯
  • 不眠・イライラ:抑肝散加陳皮半夏
  • 物忘れ:加味帰脾湯
  • ほてり:当帰四逆加呉茱萸生姜湯、桂枝茯苓丸
  • 便秘気味:桃核承気湯、大黄牡丹皮湯

当院では上記一部漢方を採用しております。

保険診療が可能と聞きましたがいかがですか?

当院では全例自由診療となります。保険診療が可能なクリニックもございます。 当院が自由診療であるのは、予防医学・アンチエイジング目的であること、検査、治療内容が保険適応外であるものを混合利用しているためです。

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